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コラム

「セラミックの詰め物を入れたのに、冷たいものがしみる」

「治療直後から歯が痛くて、どうすればいいのかわからない」

「半年経っても症状が治まらない」

このようなお悩みを抱える方は少なくありません。

「歯がしみると伝えたら、すぐに歯の神経を抜くことを提案されて、びっくりしてしまった」という患者様も多いです。

セラミックの詰め物がしみる・痛いという症状は、セラミック治療のトラブルのなかで最も多く見られるものの一つです。「治療が終わったのになぜ」と感じるのは当然のことですが、しみる原因はひとつではなく、虫歯の深さ、虫歯の取り残し、接着操作の精度、噛み合わせなど、複数の要因が関わっていることがあります。

このページでは、セラミックの詰め物がしみる・痛い症状の原因と対処法を詳しく解説します。また、「そもそもしみない治療はどうすれば実現できるのか」という視点の当院の治療についてもご説明します。

東京都世田谷区の下高井戸デンタルオフィスでは、他院でセラミックの詰め物を入れた後にしみる・痛いという症状でお悩みの患者様からのご相談も承っています。「なぜそうなったのか」「これからどうすればよいのか」を丁寧に確認したうえで、長期的に安心して使い続けられる治療をご提案しています。セラミックの詰め物に関してお悩みの方は、まずはご相談ください。

Contents

セラミックの詰め物を入れた後にしみる・痛い症状とは

時間と費用をかけて、健康のために選択したセラミック治療。せっかく治療したのに痛みが出てしまうケースは意外と多いです。一口に痛みといっても原因はいくつかあり、対応方法も様々です。まずは自分がどのパターンなのかを突き止めることが症状改善への近道になります。

冷たいものがしみる場合、噛むと痛い場合

セラミック治療後、痛みが出る時よくあるのが冷たいものでしみること、噛んだ時に痛いことです。これらは神経の炎症が比較的軽度な時に起きます。一見同じような痛みであっても実は原因が異なることはよくあります。原因によってそのまま様子見していても大丈夫な場合と悪化する前に対応すべき場合があり、その見極めが重要です。

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熱いものがしみる場合、何もしなくても痛む場合

熱いものがしみたり、何もしなくても痛む場合は神経の炎症が強いことが疑われます。この場合、様子見で症状が改善することは少ないので原因に応じて適切な対応が求められます。残念ですがセラミックのやりかえが必要になることもあります。例外として歯髄温存療法を行ったケースでは一時的に熱いものでしみる場合もあります。

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セラミックの詰め物がしみる・痛い原因

セラミックが入った直後から痛みが続くと心配になると思います。先生によっては少し様子を見ましょうと片付けられてしまうケースも多々あると思います。しかしその原因によって時間が解決する場合、調整が必要な場合、治療がうまくいっていない場合があります。

①虫歯が深く、神経に近い位置まで歯を削っている

虫歯が深かった場合

元々の虫歯が大きく、神経に近かった場合は治療後、違和感や痛みがある場合があります。虫歯を削る治療は神経には負担になります。刺激によって敏感になった神経は普通ならなんでもない温度変化、圧力変化などが原因でしみることがあるのです。こうした痛み、違和感は時間とともに治っていくことがほとんどです。しかし神経へのダメージによっては本格的な神経の炎症につながることもあるので油断は禁物です。

不顕性露髄

不顕性露髄とはごく小さな点で神経が露出することです。肉眼では到底わからないほど小さな点ですから顕微鏡や拡大鏡を用いて観察しなければわかりません。経過観察で改善することはすくなく、セラミックを含めて土台からやりかえる必要がでてきます。顕微鏡、拡大鏡下での拡大診療を行っているクリニックで治療を受けることでリスクを下げることができます。

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歯髄温存療法を行った場合

歯髄温存療法を行った場合、一時的に温かいもの、冷たいものでしみる場合があります。この場合症状は次第に治ってきます。下高井戸デンタルオフィスでは歯髄温存療法を積極的に行っています。ですが症状がある状態でセラミック治療に移行することはありません。安心して治療を受けていただけます。

②セラミックに隙間がある

セラミック治療のキモはいかに隙間、段差なくピッタリとしたセラミックに仕上げられるかです。段差には汚れが溜まりやすく、虫歯、歯周病の原因になります。しかし隙間はさらに悪く、治療直後から痛みの原因になる他、外から見えない内側で虫歯が大きく広がる原因になります。一見すると隙間がないように見えても実はセメントで埋まっているだけという可能性もあります。時間が経ってから隙間があらわれることもあるので定期的なチェックは必要です。

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③噛み合わせが合っていない

一番よく遭遇するケースです。噛み合わせが高かったり、歯ぎしりした時にひっかかりがあると痛みが出ることがあります。歯は歯根膜を介して骨に植わっています。噛み合わせがあっていないと歯根膜が過剰な圧力を受けて炎症を起こします。その影響で歯の内圧が高まって神経が過敏になるのです。

セラミックは硬くて丈夫な反面、噛み合わせ調整は特にシビアです。

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④虫歯の取り残しがある/新しくできた

セラミックで治療した歯に虫歯があれば痛みが出ることがあります。治療して数ヶ月のうちに新しく虫歯ができるというのは考えにくいです。治療してすぐのセラミックに痛みが出るほどの虫歯がある場合、虫歯の取り残しが疑われます。信じ難いことですがたまに遭遇することがあります。

一方、セラミックを入れてから何年か経って虫歯ができた場合は、新しい虫歯ができている可能性があります。セラミック自体は虫歯にはなりませんがその周りの歯質は虫歯になるので治療が終わってからのお手入れも長持ちさせるには重要です。

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⑤接着操作が不十分だった場合

セラミックの詰め物は現在レジンセメントという、接着剤の性質を持ったセメントでつけるやり方が主流です。レジンセメントは旧来の金属治療に使うセメントに比べて、接着力があるため、強固にくっつきます。しかしそれはレジンセメントの力を100%発揮できているときの話で、使い方によってはすぐ外れてしまいかねません。歯垢や水分で汚れていない状態で使うこと、正しい手順で使うことが重要です。

歯を清掃していない

接着剤の力を100%発揮するには歯やセラミックの表面を清掃することが重要です。一見綺麗に見えていたとしても汚れを染め出してみると意外と歯の表面は汚れていることがわかります。こうした汚れはお風呂場のヌメりのようなものです。その上から接着剤を使ったとしてもくっつかない事はご理解いただけると思います。

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ラバーダムをしていない

接着剤は水分も苦手としています。接着剤は油性なので水分と混ざると分離してしまい、接着剤の効いている面積が少なくなってしまうのが原因です。ですから強固な接着を実現するには接着面が乾燥している状態を目指すのが肝となります。

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しかし口のなかは唾液はもちろん、歯と歯茎の間からの浸出液や血液など水分で溢れています。これらを防ぎながら治療するためにラバーダムを活用します。ラバーダムはゴムのシートにあけた穴から歯だけを出し、唾液や血液の汚染から歯を守る方法です。下高井戸デンタルオフィスでは万全な接着を目指すには必要不可欠な準備だと考えています。接着操作の際に欠かさずラバーダムを使用している医院で治療を受けられることをお勧めいたします。

歯茎の下にセラミックが入り込んでいる

虫歯が深かった場合や歯茎が盛り上がっている場合、歯茎の下側にある歯を治療しなくてはならなくなることがあります。その場合、出血や浸出液のコントロールが非常に難しいことが多いです。必要に応じて歯茎の厚みや骨の高さを減らす手術を行い、セラミック治療をする歯の周りの環境を整えることが良好な治療結果につながります。

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⑥負担のかかりやすい歯並び/強い歯ぎしり食いしばり

強い歯ぎしり食いしばりがある方、開咬や受け口など奥歯に負担がかかりやすい方は、セラミックに痛みが出やすいことがあります。これは「噛み合わせの調整」の項と関係しています。噛み合わせの調整が十分に行われていないと痛みが出ることを説明しました。強い歯ぎしり、食いしばりがある場合、負担がかかりやすい歯並びの場合はそもそもどんなに調整をしても理想的に噛み合わせを調整することが難しいことがあります。

下高井戸デンタルオフィスでは事前にリスクを把握するため、ワックスで術前に診断を行い、理想的な形態を模索することでセラミック治療が上手くいきそうかシミュレーションを行っています。必要に応じて周囲の歯の形も変えること、矯正治療、金合金などへの素材変更をご提案しながらより良い治療を目指していくようにしています。

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意外と多い!セラミックが原因ではない場合

セラミック治療をした後、痛みがあると訴えられる患者様の中には、セラミックとは関係ない別の部位の痛みを混同してしまうケースもよくあります。

①知覚過敏

そもそも知覚過敏があったことに治療をきっかけとして気付く場合と、治療をきっかけに一時的に知覚過敏になる場合があります。精密な型取りをするための「圧排」やラバーダム防湿のための金具「クランプ」などによって一時的に歯茎が押し下げられることが原因で、治療のためにはやむを得ないことです。時間とともに次第に気にならなくなることがほとんどですが、症状が強い場合はしみるのを抑える塗り薬や知覚過敏対策の歯磨き粉を活用します。

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②実は隣の歯がしみている

意外と多いケースです。何本か連続して虫歯がある場合、一番大きな虫歯の歯をまず治療したとします。メインの痛みの原因が取り除かれるので症状は楽になりますが、強い痛みの裏に隠れている他の歯の痛みが気になりやすくなります。特に近い部位の痛みは混同しやすいためよく経験するパターンです。

セラミックの詰め物がしみないための当院の工夫

同じしみる症状にも様々な原因があることがお分かりいただけたと思います。

せっかく治療をしたのに痛みが残るようでは時間や費用をかけた意味がありません。

下高井戸デンタルオフィスではセラミック治療後、痛みが出にくくなるように様々な工夫を行っています。

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①IDS(即時象牙質シーリング)

IDSとは歯を削ると露出する象牙質をレジンでコーティングする治療技術です。治療中の仮詰め期間に象牙質が汚染されたり、術中術後に痛みが出るリスクを低下させるために下高井戸デンタルオフィスでは必ず実施します。

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レジンでコーティングすることで「むき出しの面」を作らない

セラミック治療のために削った歯は特殊な場合をのぞき、象牙質が剥き出しになります。象牙質は柔らかく、感覚がある部位です。型取り後、セラミックをくっつけるまでの間、仮歯を入れるとはいえ汚染や刺激に晒されます。象牙質を剥き出しのままセラミック治療をすることは術中、術後の痛みの原因になりかねない他、象牙質の汚染、劣化による接着力の低下のリスクになります。IDSはこうした従来の治療の問題点を解決する方法としてここ数年で広まってきた考え方です。あらかじめ露出した象牙質面をレジンでコーティングすることで象牙質面を保護し、劣化しにくいレジンに置き換えるという方法です。

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セラミックの接着しやすさにもつながる

IDSは2005年に南カリフォルニア大学のP.Magneが考案した術式で、論文の中では象牙質がしみることを抑える効果の他にも接着力が向上するというデータを示しています。ここ数年で発表されたIDSの効果を検証する論文でも効果が報告されており、セラミック治療、特に接着力がものをいうインレー、テーブルトップでは必要不可欠なステップであると考えています。

Immediate Dentin Sealing: A Fundamental Procedure for Indirect Bonded Restorations
P.Magne et al.(2005)

IDSが特に有効な治療|インレー・テーブルトップ

セラミック治療の中にも種類があります。

セラミックをくっつけるのに特に接着力に頼るのがインレー、テーブルトップです。一方で接着力が占める割合が低いのがクラウンです。それぞれ材料、術式、先生の考え方によりどこまでIDSを行うのかがわかれます。しかし、接着力に特に頼るインレー、テーブルトップはIDSが特に有効です。下高井戸デンタルオフィスでは、インレー、テーブルトップの治療を行う際に象牙質が露出すれば必ずIDSを実施します。

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>>セラミックの種類、材質の違いなどに興味のある方はこちらをご覧ください。

②厳密な接着操作

セラミックがしみる原因の一つに接着不良があります。接着剤は力を発揮できれば非常に強固に固まりますが、実はその扱いはかなりシビアです。接着剤の力を100%発揮するために水分を排除すること、汚れを除去することを特に気をつけて治療しております。そのために下高井戸デンタルオフィスでは、IDSを行う場合、レジンセメントでセラミックをくっつける場合には必ずラバーダムをかけて治療します。必要に応じて歯肉溝から沸き上がってくる唾液や血液を排除するためにテフロンテープという防水シートを歯周ポケットに詰めるなどの工夫をすることもあります。下高井戸デンタルオフィスでは無数のテクニックを駆使しながら、接着面を唾液と汚染から守り、日々治療を行っています。

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③咬合調整

セラミックは良くも悪くも硬い材料です。日常的なすり減り量は歯よりも少ないので多少の不調和であってもなじみにくいといえます。そのため非常に厳密な噛み合わせ調整が必要になります。歯ぎしりなどの余計な接触を減らしつつ、しっかり噛める部分を与え、しかも小さな点で接触するというのが理想です。よく設計されたセラミックであっても調整が必要になります。削りすぎず、かつ、厳密に調整するには根気が必要となりますがここを妥協すると痛み、違和感につながります。下高井戸デンタルオフィスでは妥協なく噛み合わせ調整を行っています。また、麻酔が切れ、実際に食事をして問題がないことを確認するために必ず後日、調整するようにしております。

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④虫歯治療

3ヶ月前に他院でセラミックインレーを入れたものの、しみる症状が改善しないということで来院された患者様です。

再治療のためセラミックを外し、虫歯検知液で確認したところ、セラミックの下に広範囲の虫歯が残っていました。

実際の術中写真をご覧ください。

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このケースのようにセラミックの下に虫歯が残っていると痛みの原因になります。

下高井戸デンタルオフィスでは虫歯治療を行う際、術前クリーニング、ラバーダムを必ず用いて治療します。そしてマイクロスコープや拡大鏡を用いた拡大診療のもと、徹底的に虫歯を取り除きます。

また下高井戸デンタルオフィスは歯髄温存療法にも力を入れています。万が一虫歯が神経まで広がっていても神経を温存しつつ治療することが可能です。歯髄温存療法について詳しく知りたい方はこちらのリンクをご覧ください

>>歯髄温存療法について詳しくはこちら

治療終了後は術中写真、術中動画をご覧に入れながら治療経過をご説明するようにしております。

虫歯治療(ダイレクトボンディング)の詳細について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

>>前歯の初期虫歯を放置しないで|早期治療と歯髄温存療法の重要性とは?
>>ダイレクトボンディング|前歯のすき間・欠け・変色を1日で自然に修復

⑤セラミックの設計

セラミックの設計はあまり注目されませんが、実はセラミック治療の長期安定の鍵を担うとても重要な要素です。例えば残っている歯の厚みを例に挙げます。虫歯の範囲が違う二つのケースを見てみましょう。インレーにした際ののこった歯の厚みが違うことがわかります。左右方向へ力が加わった時、のこった歯の幅が厚い方はびくともしませんが、薄い方はのこった歯が折れたり、たわんで隙間ができたりします。ですから実際の臨床ではインレーにできるが、のこった歯が薄くなりそうな場合は、あえて脆い部分も削って、セラミックで覆うことがあります。こうすることで長期的に見た時より長持ちする治療を目指しています。虫歯を削ってできた穴に対して、どのような形のセラミックにするかという問題は実は奥が深く、セラミックの長持ちにも大きく関わります。どのタイプであっても長所短所があるので納得して治療を受けられる医院を選ぶのが良いでしょう。

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またどのタイプにするかが決まった後も、考える必要があることがたくさんあります。

例えばテーブルトップを例に挙げます。

テーブルトップ治療では、歯を必要最小限だけ削り、「エナメル質」という硬い表面をできるだけ残すことが大切です。エナメル質はセラミックや接着材と強く結びつくため、十分な幅を確保できると外れにくく長持ちします。逆に削りすぎて内側の象牙質が多く露出すると、接着力が弱くなり、しみたり壊れやすくなる原因になります。

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セラミックの詰め物がしみる・痛いときの対処法

まずどこが痛いのか確かめる

前述した通り、治療後のセラミックが痛いと思っていても案外その歯の他の部位や周囲の歯が原因ということも考えられます。一度治療してもらった先生に相談し、部位を確かめるところからはじめましょう。

噛み合わせの調整

噛み合わせが高かったり、歯ぎしりした時にひっかかりがあると痛みが出ることがあります。歯は歯根膜を介して骨に植わっています。噛み合わせがあっていないと歯根膜が過剰な圧力を受けて炎症を起こします。その影響で歯の内圧が高まって神経が過敏になるのです。

セラミックは硬くて丈夫な反面、噛み合わせ調整は特にシビアになります。

それでも改善しない場合

噛み合わせの調整を行い、それでも改善が見られない場合は「虫歯が残っている」、「接着がうまくいっていない」、「神経が炎症を起こしている」のどれかであることが多いように思います。まずは、治療を受けた医院に相談するのをお勧めします。それでも解決しない、取り合ってもらえない場合は下高井戸デンタルオフィスまでお気軽にご連絡ください。

歯髄温存療法を受けた場合

例外として歯髄温存療法を受けた歯は治療後、神経が過敏になることがあります。特に前述の「負担のかかりやすい歯並び/強い歯ぎしり食いしばり」の方は顕著で、症状が落ち着くまで時間がかかることがあります。

セラミックの詰め物を長持ちさせるために

セラミックの詰め物を入れたからといって、もう一生大丈夫というわけではありません。新たに虫歯ができてしまったり、強い力がかかって痛みが出る可能性もあります。セラミックで治療した部位を長持ちさせるには治療後のメインテナンスも重要になります。

日常のセルフケアで気をつけたいこと

歯磨き、フロス、歯間ブラシ

セラミックは虫歯になりませんが、その下にある歯は虫歯になります。特にセラミックと歯の境目で虫歯が広がると厄介です。外からは見えないセラミックの下で虫歯がどんどん広がり、気づいたころには大きな虫歯になっているという可能性もあります。セラミックだからといって気を抜かずに徹底的に歯磨きをするべきですし、特にリスクの高い歯間部にはフロスや歯間ブラシを使う方がいいでしょう。

酸性飲料は要注意

炭酸飲料やスポーツドリンク、ワインなどの酸性飲料を日常的にダラダラ飲みしていると酸の力でセラミックがくっついている歯質を脱灰させます。脱灰した歯質は脆くなってしまうのでセラミックが外れたり虫歯になりやすくなってしまいます。ダラダラ飲まず、飲んだ後は口を濯ぐなど注意をした方が良いでしょう。

硬すぎるものを噛まない

お煎餅を好んで食べるくらいなら良いのですが、氷、飴、種などをわざわざ噛み砕くのはやめた方が良いでしょう。不要な負荷を与えることになります。

歯ぎしり・食いしばりへの対策

日常的に歯ぎしり、食いしばりが強い方や負担のかかりやすい噛み合わせをしている方はセラミックに負荷がかかりやすいため、対策をした方がいいかもしれません。セラミックに負荷がかかると、噛んだ時に痛みが出たり、セラミックが欠けてしまったりすることがあります。

特にリスクの高いケースでは寝ている間につけるマウスピースを検討しても良いかもしれません。

定期的なメンテナンスの重要性

歯は日々すり減ったり、移動したりしています。セラミックは人工物ですから、日々変化する噛み合わせに完全に順応できるわけではありません。定期的な噛み合わせの調整が必要になります。また、汚れが溜まっている場所はないか、新しく虫歯になっている箇所はないかを確認することで虫歯の予防、早期発見につながります。セラミックのトラブルを未然に防ぐためにも定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが重要です。

再治療で後悔しないために|当院のセラミック治療での工夫

セラミック治療後の「しみる」という症状は、単にセラミックそのものが原因とは限りません。

虫歯の深さ、歯の削る量、接着の状態、噛み合わせの力、歯髄の健康状態など、さまざまな要因が複雑に関係しています。

そのため、再治療を行う際は「古いセラミックを外して新しく作り直す」だけでは十分ではありません。まずは、なぜしみているのかを正確に診断し、その原因に合わせた対策を行うことが重要です。

当院では、拡大視野下での精密な診査・治療を行い、歯質をできる限り保存しながら治療計画を立案しています。また、接着の安定性を高めるための処置や、治療後の負担を減らすための細かな咬合調整にも力を入れています。

現在のセラミックに違和感や不安がある方は、「やり直すべきかどうか」も含めてご相談ください。症状の原因を一緒に確認し、できるだけ歯に負担の少ない方法をご提案いたします。

他院で「神経を抜きましょう」と言われた方は、まず当院へご相談ください

しみる症状が続くと、神経を抜く治療(根管治療)を提案されることがあります。

もちろん根管治療が必要なケースもありますが、症状の原因によっては、咬合調整や再接着、歯髄温存療法などによって神経を残せる場合もあります。

下高井戸デンタルオフィスには

「できれば神経を残したい」
「本当に神経を抜くしか方法がないのか知りたい」

というご相談も多く寄せられています。

まずは現在の状態を正確に診査し、神経を残せる可能性があるのかどうかを一緒に検討いたします。
>>症例集について詳しくはこちら

まとめ:セラミックの詰め物がしみる・痛い場合は当院へご相談ください

まとめ:セラミックの詰め物がしみる・痛い場合は当院へご相談ください

セラミック治療の成功は、単に良い材料を使うだけでは決まりません。虫歯を確実に取り除くこと、歯髄への負担を最小限にすること、精度の高い接着操作を行うこと、そして適切な噛み合わせを与えること。こうした一つひとつの工程を丁寧に積み重ねることで、しみる・痛いといったトラブルを減らすことができます。虫歯治療、セラミック治療を検討されている方は是非、下高井戸デンタルオフィスへご相談ください。

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立
2024年12月 下高井戸デンタルオフィス移転開業

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • 日本顕微鏡歯科学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。