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審美歯科・セラミック治療神経を取りたくない・MTAセメント・歯髄保存療法
20代 虫歯治療 VPT(歯髄温存療法)e.maxテーブルトップ

Before

After
症例情報
| 年齢 | 20代 | 治療方法 | VPT(歯髄温存療法)/e.maxテーブルトップ |
|---|---|---|---|
| 性別 | 女性 | 通院回数 | 5回 |
| 主訴 | むし歯を治したい /神経を取りたくない | 費用 |
225,500円(税込) |
| 治療のメリット | 神経を保存できる・歯を削る量を少なくできる・自然な見た目・境目がピッタリできる | ||
| 治療のデメリット | 術後、一時的に染みることがある。神経を保存できないこともある | ||
治療詳細
他院でセラミック治療をした歯に痛みがあるので受診された患者さんです。
セラミックインレーを外してみると中は虫歯だらけで、神経まで及んでいました。決して新たに虫歯になったわけではありません。
セラミックで治療するから長持ちするとか大丈夫とかそういう問題ではありません。虫歯をどこまで真剣に取り切るかという基準の問題です。
歯の治療は、誰が・どういう方法で治療するかで全て決まります。不都合な真実ですが歯科医師免許を持っているから最低限の治療を提供できるとは限りらないのです。歯科治療とは超属人的な行為だからです。下高井戸デンタルオフィスでは治療中も写真・動画撮影をし治療後には必ず患者さんにお見せしています。透明性の高い誠実な歯科治療を皆様にお届けします。
治療経過
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旧セラミックインレー
冷たいものが沁みるそうです。X線写真で確認したところインレーの下に虫歯のような所見がありました。 -

セラミックインレー除去
虫歯治療においてもラバーダム装着は必須です。 唾液や血液から歯面が汚染されるのを防ぎ、乾燥状態を保つラバーダムは、接着力を向上させるためにも大切なアイテムです。 インレーを外して青色の齲蝕検知液で虫歯を染めたところ、信じられないくらい虫歯になっています。 -

虫歯除去
慎重に、少しづつ虫歯を取り除きます。まだまだ虫歯がうっすら青く染まっているのがわかります。 -

露髄
まだ、虫歯が齲蝕検知液に染まりますが、虫歯が神経までいっていました。歯から出血してきます。 -

止血確認
完全に虫歯を取り切ったところです。 数分後に自然止血しました。マイクロスコープで神経の状態を確認し保存できると判断しました。 -

MTAセメント
MTAセメントを用いて歯髄温存療法を行います。 -

スーパーボンド
MTAセメントは硬化までに数時間かかります。また虫歯で歯を失った部分はレジンで補強するので、象牙質に強固に接着するスーパーボンドでMTAセメントを覆います。 -

レジン充填
仮にレジンで歯の形に埋めています。後日、歯質の状態を確認して小さな亀裂が入っていれば、そこまで歯を削らないといけません。 -

形成 咬合面から見る
1週間後、歯に問題がなかったので、テーブルトップにするために歯を削ります。 -

形成 頬側面から見る
横から見たところです。患者さんは20代とまだ若いので可及的に健康な歯質を残すことを心がけています。この後テーブルトップの型取りをします。 -

e.maxテーブルトップ
完成した素材がe.maxで、できているテーブルトップです。透明感があり美しいです。 -

ラバーダム装着
e.maxテーブルトップをセットします。補綴装置を装着する場合においてもラバーダム装着は必須です。 唾液や血液から歯面が汚染されるのを防ぎ、乾燥状態を保つラバーダムは、接着力を向上させるためにも大切なアイテムです。 -

歯垢染め出し
歯垢は接着操作を妨げます。治療前には、必ず歯垢染め出し液により歯垢を見える化します。歯と歯の間のような歯磨きがしづらい部分に歯垢が見て取れます。 -

清掃後
その後ジェットパウダークリーニングにより徹底的に除去します。 -

支台歯を接着処理
隣接歯をテフロンテープにて養生し、接着処理を行います。 -

歯間にテフロンテープ
歯間部に漏れたレジンセメントが硬化すると、その除去が大変なので、テフロンテープを入れておきます。 -

酸素遮断
酸素を遮断してレジンセメントを硬化させることによって完全な硬化を期待します。 -

セット完了
余剰セメントを除去します。 -

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研磨・咬合調整 口蓋側面から見る
1週間後に再度、噛み合わせの調整・境目の研磨を行います。 -

研磨・咬合調整 頬側面から見る
セラミックと歯の境目も目立たなく、綺麗な仕上がりに患者さんにも満足していただけました。

