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審美歯科・セラミック治療神経を取りたくない・MTAセメント・歯髄保存療法虫歯の治療・ダイレクトボンディング

30代 虫歯治療 ダイレクトボンディング #5とテーブルトップとMTAセメントを用いた歯髄温存療法

Before

After

症例情報

年齢 30代 治療方法 ダイレクトボンディング/MTAセメント/e-MAX テーブルトップ
性別 男性 通院回数 5回
主訴 むし歯を治したい /神経を取りたくない 費用

313,500円(税込)

治療のメリット 神経を保存できる・・自然な見た目・境目がピッタリできる
治療のデメリット 術後、一時的にしみることがある。健全歯質が少ないと適応できない

治療経過

  • 治療前

    小さな古いレジンが脱落しています。 歯と歯の間に虫歯らしき影が見えます。
  • 歯垢染め出し

    接着阻害因子である思考を染め出します。 これをジェットパウダークリーニングで完全に除去し 清潔な状態を作って治療を進めます。
  • 古いレジンの除去

    古いレジンを除去すると 虫歯が広がってきるのがわかります。 7番目の歯にも虫歯があります。
  • ラバーダム装着・7番虫歯治療

    ラバーダムを装着し、まずは7番の虫歯を治療します。
  • 7番レジン充填

    7番の虫歯を完全に除去したのちにレジンを詰めて ピカピカに研磨します。6番の虫歯も削っていきますが、うっすら青い齲蝕検知液に染まります。 もう一撃虫歯を取り切りたいです。
  • 露髄

    虫歯を完全に散りきると露髄しました。 2分間放置すると出血は自然に止まりましたので 歯髄を温存できると判断しました。
  • MTAセメント

    MTAセメントを丁寧に詰めていきます。 健康な残存資質が少ないのでダイレクトボンディングでは強度が足りません。 後日、e-MAXというセラミックで治します。
  • 仮充填

    一旦、レジンで仮充填して治療を終えます。
  • 7番の治療の続き

    7番の噛む面の古いレジンを除去しました。 中は虫歯はありませんでした。
  • 7番ダイレクトボンディング

    7番の噛む面をダイレクトボンディングで治療しました。見えない奥歯といえども、妥協なく形を作り込んでいきます。
  • テーブルトップの形成

    痛みもないようなので歯の上1/3を削ってセラミックで覆います。患者さんもまだ30代と若いので、できるだけ歯を残します。ここから型取りをします。
  • テーブルトップのセット・歯垢染め出し

    10日後にテーブルトップが完成したので、セットします。セットする前も接着阻害因子である歯垢を染め出して、ジェットパウダークリーニングを行います。 1にも2にも清潔な環境を作って治療を行います。 そこに妥協はありません。
  • ラバーダム装着

    ラバーダムにより完全に防湿したのちにセラミックのセットをします。ただ接着剤でつければいいというものではありません。接着剤の性能を100%発揮できるような環境を整えることが、何よりも重要です。
  • テフロンテープ

    隣の歯に接着剤が、かからないようにテフロンテープで養生します。
  • 下部鼓形空隙の養生

    歯と歯の間に接着剤が固まって取れなくなるのを防ぐために、太いフロスを入れて養生します。
  • 接着操作

    酸素を遮断するとしっかりくっつくので 専用のジェルで酸素を遮断して、接着操作をします。
  • セット後

    この後、はみ出した接着剤を丁寧に除去します。 噛み合わせもしっかり確認して調整します。 セラミックは硬いので、少しでも高かったり、動きの中で干渉があると、痛みや、温度によってしみたりします。その場合、丁寧に噛み合わせを調整すると症状は無くなることが多いです。
  • 側方面

    段差もなく滑らかです。
  • 口蓋側面

    自然な透明感があります。

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立
2024年12月 下高井戸デンタルオフィス移転開業

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。