Case Study

症例

お悩みから探す:

新着情報

カテゴリー:

神経を取りたくない・MTAセメント・歯髄保存療法虫歯の治療・ダイレクトボンディング

20代 虫歯治療 VPT(歯髄温存療法)ダイレクトボンディング #6

Before

After

症例情報

年齢 20代 治療方法 ダイレクトボンディング/MTAセメント
性別 女性 通院回数 2回
主訴 むし歯を治したい /神経を取りたくない 費用

165,000円(税込)

治療のメリット 神経を保存できる・自然な見た目・境目がピッタリできる
治療のデメリット 術後、一時的に染みることがある。健全歯質が少ないと対応できない

治療経過

  • この中に大きな虫歯があります。どこでしょう?

    検査をしたところ、偶然虫歯を発見できました。 患者さん自身は、時に痛みや冷たいものを飲んで、しみたりしないとのことでした。
  • 側方面観

    外から見て虫歯の穴は確認できません。
  • X線写真

    X線写真を見ると、小臼歯5番の後ろに大きな黒い影が見えます 虫歯が、歯の中で爆発的に広がっていることが予想できます
  • 隣在歯のセラミックを少し削除して歯垢の染め出しと清掃

    健康な歯は、できるだけ歯を削りたくない セラミックが入っている6番も虫歯になっているので治療が必要 そこで、6番のセラミックを少しだけ削って、隙間を作り、そこから虫歯を治療します そして歯垢を染め出してジェットパウダークリーニングをします
  • ラバーダム装着

    ラバーダム装着は基本です
  • 虫歯発見

    隙間から小臼歯5番を除くと虫歯が見えました かなり大きそうな虫歯です
  • 齲蝕検知液(青)を使って齲蝕除去

    青く濃く見える部分は、神経に近い部分です
  • 露髄

    虫歯をとると神経まで達しています 神経は健康そうな色で、2分で自然止血したので 保存可能と判断しました
  • MTAセメント充填

  • スーパーボンドにて被覆

    MTAセメントの硬化に時間がかかるので 8分で硬化するスーパーボンドでコーティングします
  • ダイレクトボンディングにて形態修復

  • マトリックス設置

    5番の形態が、出っ張りすぎてないかの確認と 6番の削ったところへレジンを仮充填するための透明のマトリックスを設置しました。
  • 6番仮充填

    6番は、後日e-MAXのテーブルトップで治療します
  • 完成

    ラバーダムを外して、噛み合わせを確認・調整します
  • 頬側より

    滑らかな曲線で、修復できています
  • 舌側より

    舌側から見ても自然な形態に仕上がっています

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立
2024年12月 下高井戸デンタルオフィス移転開業

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。