症例
お悩みから探す:
診療科目から探す:
新着情報
カテゴリー:
「歯磨き粉って、何を使うと良いんですか?」
この質問、ここ数年で患者様からたくさん問われるようになりました。
近年スーバーやドラッグストアでは、たくさんの歯磨き粉達が所狭しと並んでいます。
その光景をご覧になったことがある方は多いと思います。
昔はテレビのCMで見たことがあるようなものばかりが、店頭には並んでいました。
しかし今はそれだけではありません。
同じ歯磨き粉の名前でも「虫歯用」「歯周病用」「ホワイトニング用」など使用目的が多種多様に分かれてきているものが多くなりました。
そう、そのせいであの質問が増えたのです。
「歯磨き粉って、何を使うと良いんですか?」
患者様が迷ってしまうのには、いくつか理由があります。
①どのメーカーがいいのか?
②歯磨き粉の目的によって、何が違っているのか?
③自分にはどれが合っているのか?
おそらくはこの3点に絞られます。
種類がたくさんあるが故に目移りしてしまい、どれを選んでいいのかわからない。
そんな混乱状態なのだと思われます。
ここで、歯磨き粉を選ぶには、何を基準にするといいのか。
そんなお話をしていきたいと思います。
歯磨き粉には、先ほども記したように、いくつか種類があります。
「虫歯用」
「歯周病用」
「ホワイトニング用」
「知覚過敏対策用」
ざっと挙げても、これぐらいは出てきます。
これはお口の中の問題点によって、歯磨き粉の種類が分かれている、ということになります。
つまりは「自分の口の中の気になるところ」に対して効果があるものを選ぶ。
それが一番必要かつ重要な条件となります。
「子供の頃から虫歯になりやすいのよね」
「歯磨きを頑張ってやっているけど、すぐ虫歯になってしまう」
そういう悩みをお持ちの方なら、虫歯予防に特化した歯磨き粉をお勧めします。
だいたいはフッ素が配合されている、というのが必要条件です。
「歯磨きをするたびに、歯茎から出血がする」
「歯茎が腫れて、膿んでいて、嫌な臭いもする」
「口臭がひどいと言われて悩んでいる」
こういう悩みをお持ちの方なら、歯周病対策に特化した歯磨き粉が良いでしょう。
「歯茎」の炎症を抑えるための成分や、殺菌効果を謳った薬剤が入っていることが多いです。
「いつもの歯磨きで、歯を白くしたい」
「すぐにお茶などの着色がついてしまい、色が気になる」
そういう悩みをお持ちであれば、「ホワイトニング用」が適しているでしょう。
お茶やコーヒーなどの着色を落とす目的のある研磨剤が配合されているものも多いです。
「冷たいもので歯がキーンとしみる」
「しみるのが怖くて、冷たいものが食べられない」
そんな心配をお持ちの方であれば、「知覚過敏対策用」が良いかもしれません。
長期間使用することで、しみる感覚を鈍らせることが期待できるお薬が入っています。
こんなふうに自分に該当するものがあると、この歯磨き粉が良いのかもしれない、と選べるかもしれません。
ただ、そうではない場合も多いです。
特にしみることもない。歯茎から出血することもない。着色も気にならない。
そういう場合は、どんな歯磨き粉が良いのでしょうか?
そんな時には、あらゆる病気の予防として、こんな歯磨き粉を使用してみるのもいいと思います。
その歯磨き粉の名前は、PG STOP!
詳しくはこの動画をご覧ください。
↓
「歯医者がオススメする最強歯磨き粉【PG STOP】 歯磨き粉選びで迷っているならこれ!
歯周病予防の相棒に! 一緒に【菌活】しよう!」
ここで紹介させていただいたPG STOPは、歯周病原因菌とされるP.g.菌をピンポイントで狙い撃ちしているかのように思われますよね?
歯周病対策であれば、中高年の方が使うのが正解ではないか?と。
そう考えると思いますが、実のところはそうではありません。
P.g.菌は子供の頃の口の中には存在していません。
だいたいが成人過ぎたあたりから、口の中に存在するようになる、と言われています。
それはただ単独で成り立つのではなく、これまで培ってきたバイ菌の塊たちがたくさんいる環境の方が、より定着しやすくなるのです。
子供の頃からこの歯磨き粉を使用すると、バイ菌たちが積み上がっていく土台の部分から注意していくことができる。
つまりは、いざP.g.菌がやってきても、住み着く場所が無いという状況を作っていくことができるのです。
それに、歯を強くしてくれるフッ素も入っています。
虫歯予防としての効果もある、ということです。
家族みんなでこの歯磨き粉を使用すると、こんな良い点が考えられます。
①大人には、歯周病の進行を食い止める手助けをする
②子供には、虫歯予防もしつつ、将来やってくるP.g.菌に対する土台づくりをさせない手助けをする
味は辛くもない、やや甘みすら感じる淡いものなので、老若男女問わず使用できるのも良い点です。
今現在、特にお口の中に問題が無い場合は、このPG STOPをお勧めします。
(もちろん歯周病対策としてもお勧めします!)
ただここで一つ注意しないといけないことがあります。
歯磨き粉は主役ではないのです。
主役は「きちんと歯磨きをするあなた」です。
あくまでも、歯磨き粉はその歯磨きを助ける脇役の1つにしか過ぎません。
その脇役をどううまく使うか?
それによって主役であるあなたがより輝いてくる、というものなのです。
とはいえ、どんな歯磨き粉を使ったらいいかわからない、という場合は気軽に質問してみてください。
今のあなたに適した歯磨き粉が何なのか?
それを一緒に考えて、良い脇役を手に入れるようにしましょう!