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虫歯の治療・ダイレクトボンディング

30代 虫歯治療 ダイレクトボンディング #18

Before

After

症例情報

年齢 30代 治療方法 ダイレクトボンディング
性別 男性 通院回数 2回
主訴 むし歯を治したい 費用

231,000円(税込)

治療のメリット 歯を削る量を少なくできる・自然な見た目・境目がピッタリできる
治療のデメリット 経年的な変色の可能性がある

治療詳細

下高井戸デンタルオフィスのホームページをご覧になって八王子から来院された患者さんです。歯間離開用のゴムを1週間入れると歯と歯の間に隙間ができます(そのままにしておくと、隙間は自然に閉じます)そのわずかの隙間から虫名を確認し、治療するテクニックを紹介していましたが、その方法で治療を希望されました。

治療経過

  • できる限り削らないで治療したい

    小臼歯の間に、うっすら灰色に虫歯が透けて見えます。
  • 噛み合わせの確認

    どこを削ると、最も歯を削らずに済むか?治療後に長持ちするかを考えるために、歯に噛み合わせの状態を印記します。
  • 歯間離開用ゴムの挿入

    1週間ほどゴムを入れます
  • 1週後

    ゴムを外すと、隙間ができています。
  • ラバーダム装着

  • 虫歯の穴

    横から見ると虫歯の穴が開いているのがわかります
  • 5番の近心をちょっと削ってみる

    少し削って青い齲蝕検知液で虫歯を染めました。頬側から舌側まで虫歯が広がっているようです。
  • 4番の遠心

    4番の延伸も虫歯だったので削りました。
  • 5番の近心

    虫歯を完全に取り切ったところです。神経まですれすれでした。露髄を免れたのでMTAセメントを使わなくて済みました。
  • ダイレクトボンディング

    フロワブルレジン(ドロドロのレジン)で表面張力を生かしながらレジンを充填しました。ツルツルにレジンを充填することができます。これによってフロスが引っ掛かることなく日々の歯磨きができます。もしここで段差ができてしまったら、ブラッシングをしても十分な結果を得ることはできません。
  • 酸素遮断

    光重合型レジンは酸素を遮断することで完全に硬化するので、酸素遮断ジェルを塗ります。
  • 光重合

    紫外線の光でレジンを固めます。
  • 余剰レジンのバリを取る

    メスも使いながらレジンのバリを取ります。 とにかくツルツルにするためにあらゆる器具を駆使します。
  • レジン充填終了直後

    あえて隙間を開けて仕上げます。
  • 側方面観

    あえて隙間を開けて仕上げます。
  • 1週間後

    隙間が閉じています
  • 1週間後の側方面観

    フロスが、パチンと適切な強さで入ります。

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立
2024年12月 下高井戸デンタルオフィス移転開業

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。