VITAL PULP THERAPY

カテゴリー:

神経を取りたくない・MTAセメント・歯髄保存療法虫歯の治療・ダイレクトボンディング

14歳 女性 奥歯3本の虫歯をMTAセメントとダイレクトボンディングで治す

Before

After

症例情報

年齢 10代 治療方法 ダイレクトボンディング/MTAセメント
性別 女性 通院回数 4回
主訴 むし歯を治したい 費用

37.95万円(税込)3歯分

治療のメリット 神経を保存できる・歯を削る量を少なくできる・自然な見た目・境目がピッタリできる
治療のデメリット 神経の状態によっては神経を保存できない場合もあります神経。6番は大人になったらクラウン等で補強しないといけなくなります。

治療経過

  • 術前

    6番の古いレジンの下に虫歯がある
  • 齲蝕検知液に青く染まる虫歯

  • 虫歯を完全に除去したところ

    残っている健全歯質は薄い。しかし7番も咬合していないため将来的には再補綴する予定で今回はダイレクトボンディングすることを患者さんと相談の上、決定した
  • 露髄部

    一部露髄した。歯髄は2分以内に自然止血したので保存可能と判断。
  • MTAセメント

  • レジン充填

  • 6番の歯質が薄い部分は咬合調整した

    6番の近心は次回治療する
  • 別日で6・5番を治療

  • 5番遠心に虫歯がある

  • 5番遠心にレジン充填

    5番にレジンを充填研磨後6番の謹慎に取り掛かる。6・5を同時に充填するような横着はしない。
  • 6番の近心に隔壁を設置

    マトリックスに隙間ができないようにテフロンテープで固定する
  • 別日で5・4番を治療

  • 4番の遠心に虫歯

  • 5・4番の虫歯を完全に除去

    虫歯は比較的小さかった
  • 5・4番にレジン充填

  • X線写真にて確認

    適合よく充填されている
  • 術後3年経過

    レジンが欠けることなく良好な経過である

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。