VITAL PULP THERAPY

カテゴリー:

神経を取りたくない・MTAセメント・歯髄保存療法

10代女性 前歯の虫歯をMTAセメントとダイレクトボンディングで治す

Before

After

症例情報

年齢 12歳 治療方法 ダイレクトボンディング/MTAセメント
性別 女性 通院回数 2回
主訴 むし歯を治したい。神経をとりたくない。 費用

176,000円(税込)

治療のメリット 神経を保存できる・歯を削る量を少なくできる・自然な見た目・境目がピッタリできる
治療のデメリット 術後、一時的にしみることがある。歯髄が保存できない場合もある。

治療詳細

YouTubeを見てわざわざ遠方の県から新幹線にのって親御さんと一緒に来院されました。
できるだけ歯を削らないで、神経も取らないで虫歯の治療をしたいということでした。
1日で治療を終えました。

治療経過

  • X線写真 

    X線写真で、歯と歯の間に虫歯が広がっているのがわかります。治療すると、神経に到達する可能性がかなり高いです。
  • 歯垢染め出し

    接着剤のくっつきをよくするため、神経に到達した場合できるだけ清潔に治療するために歯垢を染め出します。
  • 磨き残しが赤く染まります。

    この患者さんは、かなり丁寧にブラッシングできています。しかし歯の小さな凸凹に歯垢がわずかに残っているので、パウダー噴射で完全に歯垢を除去します。
  • 虫歯

    齲蝕検知液で青く染まっているのが虫歯です。
  • 虫歯

  • 露髄

    青く染まらなくなるまで、虫歯を削ると神経が出てきました。
  • 露髄

  • MTAセメント

    MTAセメントを填入します
  • MTAセメント

  • レジン充填

    紫外線で固まるレジンを充填して硬化させます
  • 術後

    最後に充填したレジンを丁寧に研磨します
  • X線写真 

    X線写真でMTAセメントとレジンがきちんと充填されていることがわかります。

執筆者情報

写真:瀧本 将嗣

院長/歯科医師

Masatsugu Takimoto

【経歴】
1997年 広島大学歯学部卒業
2004年 シエル歯科クリニック開設
2007年 医療法人社団瀧の会設立

【所属学会】

  • 厚生労働省認定臨床研修指導歯科医
  • 日本臨床歯周病学会 認定医
  • 日本歯周病学会
  • アメリカ歯周病学会(AAP)
  • 日本先進歯科医療研修機関(JIADS)

歯周病系の学会やスタディグループに所属し歯周病治療やインプラントの研鑽を積むが歯髄保存やダイレクトボンディングも得意とする。
長持ちする治療をモットーに、できるだけ患者ニーズに応えられるようにしている。